2025/09/01 03:36
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到着便合計: 10,931
前年同月比: +2.19%
マレーシア航空の7月の到着便は合計10,931便で、前年同月比+2.19%でした。東南アジアの需要とマレーシアへのVFR需要が堅調で、クアラルンプール拠点での波状運航をやや高密度化して供給を調整しました。レジャー需要の季節的なピークと競争力のある運賃が搭乗率を下支えし、過度な増便よりもネットワークの厚みを維持する方針が取られました。
定時到着率: 94.63%
前年同月比(定時率): +12.96 ポイント (pp)
欠航便数: 71
前年同月比(欠航): -73.90%
定時到着率は94.63%まで上昇し、欠航は71便まで減少しました。南西モンスーン期の午後の対流性雷雨や地域のATCフロー規制により遅延リスクは残るものの、クアラルンプールでのターンアラウンド統制の強化、機材入れ替えの先回り対応、ブロックタイムの小幅延長により信頼性が向上。保守計画の前倒しと乗務員・地上スタッフへの早期通知が当日の運航変動を抑えました。
クアラルンプール(KUL)が中核ハブであり、国内線の結節とシンガポール・バンコク・ジャカルタおよびボルネオ主要都市への地域ネットワークを担います。コタキナバル(BKI)とクチン(KCH)を通じた二次フローは東マレーシアと一部の北東アジア向けレジャー路線を支援。KULの朝夕の波状運航により、短い乗継ぎ時間と長距離便への供給を両立しています。
乗客は、マレーシア航空の安定した運航と、適切な乗り継ぎ余裕を確保した場合のKULでのスムーズなトランスファーに期待できます(特に午後の雷雨時間帯)。業界関係者にとっては、慎重な供給拡大、継続的な機材更新、そして障害対応を迅速化するデジタルツールへの投資が注目点です。繁忙期のコツ:早めの予約と、天候影響が予想される日は余裕ある乗り継ぎ時間の確保を。